「癖」で歯並びや咬み合わ…
こんにちは。
矯正歯科担当の横川です。
今回お話する「癖」は、ほとんどの方がその「癖」に気付いていない事が多いように感じます。例えば、勉強しているとき、本を読んでいるとき、ゲームをしているときなど、何かに集中しているときに、無意識でその「癖」をしてしまうのです。
1つ目は、小さいお子さんによく見られる、
「親指を吸う癖」です。
この癖は気付きやすく、3歳頃までは特に問題ないとされていますが、続けていると上の前歯が出っ歯になり、前歯で噛めなくなります。さらに続けていると、吸う筋肉の力で奥歯も内側に倒れてきます。上の前歯と下の前歯に隙間が出来るので、その隙間に舌を入れて遊ぶお子さんも出てきます。そうすると、さらに歯並びが悪くなってきます。
2つ目は「爪をかむ癖」です。
この癖も気付きやすい癖です。歯と歯の間に隙間が出来たり、歯が倒れたり、ねじれたりと歯並びが悪くなってしまいます。
3つ目は「くちびるの癖」です。
えっ、くちびるに癖なんてあるの?と思われる方がほとんどだと思いますが、直接歯並びや咬み合わせに影響してきますので、注意が必要です。
・下のくちびるを上の前歯でかんでしまう
この癖があると、上の前歯が出っ歯になり、下の前歯が内側に倒れてガタガタになります。ずっと続けていると、歯だけでなく顎もズレてきます。
実はうちの子もやっています😅
まだ2歳なので、止めようねと言っても聞いてくれませんが…。
写真を見てうちの子もやってる!
と思われる方もいるかも知れません。
・上のくちびると下のくちびるを巻き込んでしまう
この癖があると、上の前歯も下の前歯も内側に倒れてきます。ずっと続けていると奥歯の咬み合わせがズレたり、歯ぎしりが発生するなど顎に負担がかかって、顎に痛みが出る場合があります。
「癖」についてお伝えしてきましたが、ご自身でやっていると思われた「癖」はありましたでしょうか?
まずは気付くことが大事ですので、「気付いたら止める」ようにしてみて下さい。
他にも「癖」がありますので、それはまたの機会にお伝えできればと思います。