キシリトール
こんにちは。
歯科衛生士の佐藤です。
新年度が始まりましたね。
だんだんと暖かい日が増えてきましたが、朝や夜はまだ肌寒いので上着を何を着ていくか迷っている毎日です。
皆さまも、寒暖差に気をつけてくださいね。
今回は、「キシリトール」についてお話しさせていただきます。
テレビのCMやスーパーで「キシリトール」のガムやタブレットを見る機会が多いと思います。
突然ですが、「キシリトール」のガムは歯に良いとは聞きますが噛めば虫歯にならないのでしょうか?
答えはNOです。
キシリトールを取っているからといって虫歯にならない事はありません。
「キシリトール」はどんなものなのか、どんな効果があるのかをお伝えできればと思います。
「キシリトール」とは、強い甘みを持つ天然の甘味料です。最大の特徴は、砂糖と同じ程度の甘さを持ちながら虫歯の原因にならない事です。
虫歯は、お口の中の細菌が虫歯の原因となる“酸”を作り、歯を溶かしてしまうところから始まります。「キシリトール」はその“酸”を作り出す事ができません。
また、「キシリトール」の甘さやガムを噛む事によって唾液がたくさん出るので虫歯になりにくくなる効果もあります。
さらに、虫歯の大きな原因菌とされているミュータンス菌の活動を弱める働きがあります。
「キシリトール」によってプラーク(歯垢)といった歯の汚れもつきにくくなる事から虫歯を予防できる効果もあると言われています。
「キシリトール」についてお話しさせていただきましたが、あくまで補助的なものになります。虫歯にならないためには、一にも二にも歯磨きが大切です!
※効果的な摂取方法やキシリトール製品の選択方法、摂取時の注意点がございます。
当院にも「キシリトールガム」を置いておりますので気になる方はぜひお声がけください。